2017年7月1日土曜日

成人発達障害サロンしぇあ 7月のサロンを開催しました



今日は成人発達障害サロンしぇあ 第9回のサロン開催日でした。
参加者は5名。
遠くは大阪から参加された方もいました。

自己紹介の後はテーマトークに移行。
今回は以下のようなテーマが挙げられました。


  1. 頼まれ事に対する上手なスルーの仕方
  2. 前回参加してから今回までの自身の変化
  3. 環境の変化への上手な対応
  4. 複数人(3人以上)での会話のコツ
  5. 得意なこと
1.については、前回のサロンでもテーマに挙げられたことの続編という感じでスタート。(前回のサロンの様子はこちら

自分を変えるより、環境を変えることを優先させた方がいいケースも


最初のうちは、スルーの方法、どうやって断るかといった話がメインだったのですが、途中からは、「(スルーの方法を学ぶなどの)自分を変える努力ではなく、(支援機関に間に入ってもらうなどの)環境を変える方向が良いのでは」という意見が出ました。

そして、支援機関に間に入ってもらうなどの環境を変えるには、いい意味で「白旗を揚げる」ということを当事者はやっていく必要があるという話になりました。

2.については、前回欠席されていた方から、ここ2ヶ月の変化を話してもらいました。スクーリングでの体育の授業で苦労した話が印象に残りました。

変化があることを予め想定しておけば、ストレス軽減になる


3.については、居住環境や職場の上司・支援者の異動などの変化が多くて少し疲れているという報告がありました。

それに対して、「人事異動という制度自体は組織にはつきものであり、それに伴う変化は前もってあるものだという想定をしておけば、ストレスが軽減できる」という意見がありました。

過剰適応と「聞く」姿勢


4.のテーマを挙げた人からは、

「3人以上での会話の場では話し出す人が四方八方から口を挟む感じで、どのタイミングで話し出せばいいかわからない」

「幼い頃は思ったことをすぐに口に出せたが、そうすることで周囲と衝突することがあった。それ以来、話の内容を一度脳内で吟味してから話し出すようになり、そうなると3人以上の会話では話し出すタイミングを逸してしまうがち」

といった報告がありました。

この報告に宮崎は大いに共感してしまいました。
これがいわゆる「過剰適応」というものなのではないでしょうか?

他の参加者さんからは、「他の人が「10」話しているからといって、自分も「10」話す必要はなく、相手の話をじっくり「聞く」。そして相手に気持ちよく話をさせるというのも一つの立派な能力なのでは?」という意見がありました。

最後の5.については、一人一人、得意なことを発表してもらいました。

中には「特にはないなあ~」という方もいらっしゃいましたが、「得意なことがないわけではなく、単に自信を持てないだけではないか」という意見が出て、「自信がないと思い込んでいるだけかも」と納得されている姿が印象的でした。

今日もお忙しい中、遠くは大阪からも参加して頂き、ありがとうございました!
次回は、8月5日(土)開催です。
時間は14時から、場所はいつも通り、うぃーぶねっとさんの2階です。



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